自民党家畜伝染病予防対策検証PTの江藤座長らが5月13日、野上農相に今後の家畜伝染病予防対策の提言を申し入れた。
全国各地で鳥インフルエンザの発生が相次いでいることや、豚熱(CSF)ワクチン接種後の農場で豚熱が発生していることを踏まえ、同党では、昨年改正の家畜伝染病予防法による家畜伝染病対策が「十分に機能しているか」「不足している対策はないか」などについて、来季に向けて検証を行うため「家畜伝染病予防対策検証PT」を設置。これまで、JA全農、中央畜産会、県、生産者からヒアリング等を行い検討してきたもの。
提言では、【発生予防対策】として、1.飼養衛生管理基準の遵守徹底・遵法意識の向上、2.大規模農場の畜舎ごとの飼養衛生管理の徹底、【まん延防止対策】として、1.埋却地の確保と焼却処理施設との事前協定締結、2.都道府県防疫体制の改善、3.大規模農場の事前の発生対応計画の策定、を盛り込んでいる。