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農林中金がファンドを通じて宮崎・テラスマイルに出資

2021年3月9日

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は8日、農林中金イノベーションファンドを通じて、農業のデジタル化と営農支援サービスを提供するテラスマイル㈱(宮崎県児湯郡新富町、生駒祐一代表取締役社長、2014年設立)に出資したと発表した。

 農林中金では今回の出資について「農業現場では、労働力不足等の課題解決策としてスマート農業の活用が注目される一方で、データの規格が統一されていないことやデジタルとアナログが混在すること等から、収益構造の見える化に必要なデータの集積が進んでいない現状。テラスマイルが提供する農業データ統合・解析ツール『Right ARM』が同社独自のコンバータ技術により様々なデータを一元化し、収穫時期や市場価格の予測を可能にする等、データを活用した農業経営実現への貢献が期待される。データ活用を通じて農業経営の見える化を実現し、農業者の収益改善や労働力不足の解消に挑戦する同社の理念に共感し、今回の出資を実施した」と説明している。

 また、2019年5月にJAグループが設立したオープンイノベーション組織「一般社団法人AgVenture Lab」が主催するJAアクセラレータープログラムでも同社を採択しており、ビジネス・資金の両面から同社の事業展開を支援していく方針。

※詳報は、日刊アグリ・リサーチに掲載しております。

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