「引き続き、財務は慎重な運営を続けたい」と奥理事長
農林中央金庫は18日、2020年度半期決算を奥和登代表理事理事長と大竹和彦代表理事専務が記者会見して明らかにした。
2020年度半期決算〔連結〕は、経常収益は前年同期比28・7%減の5922億円、経常利益は1・0%増の869億円、純利益は3・9%減の655億円となった。
奥理事長は決算概要について「投資運用利回りが減ったこともあり、運用収益が減った。また、新型コロナウイルス感染症のこの先を意識して、景気がかなり悪くなることを考えつつ、引当金を積み増すといったマイナス要因を、アメリカを中心とした外貨の調達コストの縮減ということでカバーした」「自己資本比率については有価証券評価益が増えたこともあり、普通出資等Tier1が20・55%と3月末よりも2ポイント前後上昇した。この先については、大変不確実性が高い状況は変わりないので、引き続き財務については慎重な運営を続けたい」と説明した。
※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載しています。