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農林中央金庫第1四半期決算の経常利益は328億円

2020年8月5日

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は4日、2021年3月期第1四半期(2020年6月末時点)の連結および単体の決算を発表した。

 連結決算では、経常利益は前年同期比57・0%減の328億16百万円、純利益は同48・5%減の308億32百万円となった。経常収益は1650億円減の2897億円、経常費用は同1215億円減の2569億円となった。農林中金では、「外貨調達費用の減少等もあり、安定的な収益を確保した」と説明している。連結の総資産は前年度末比4兆2675億円増の109兆7495億円、純資産は同6048億円増の7兆8665億円となった。

 また、単体決算では、経常利益は前年同期比47・0%減の408億96百万円、純利益は同35・6%減の398億77百万円となった。単体の総資産は前年度末比で4兆2190億円増の107兆6226億円、純資産は同6134億円増の7兆7883億円となった。

 調達面では、預金等が前年度末比1兆8639億円増の68兆2956億円となり、農林債は同1114億円減の6729億円となっている。運用面では、貸出金は同666億円減の19兆9921億円、有価証券は同3兆1265億円増の57兆6598億円となった。農林中金では、「債券への新規投資等により有価証券は増加した」としている。

 有価証券等の評価損益は、前年度末比9351億円増の3兆2823億円の評価益となった。

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