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スマートフォン使った土壌分析ツール開発=JA全農

2020年5月23日

 JA全農は、〝手軽さ〟と〝正確さ〟を両立した、スマートフォンを使った新しい土壌分析ツールを開発した。新しいツールは、土壌分析用の試験紙とスマートフォンを組み合わせたもので、土壌分析用の試験紙による「手軽さ」をそのままに、スマートフォンを利用することで「誰でも」「簡単」に「正確」な分析が可能になるとしている。

 全農は、土壌の不足養分と過剰な養分を把握する「土壌診断」にもとづき、適正施肥による施肥コスト抑制の取り組みに力を入れている。今回開発されたツールでは、分析に土壌分析試験紙「スマートみどりくん」と小型で持ち運び可能な簡易測色ツール「Pico」、「Pico」専用のスマートフォンアプリを使用する。「スマートみどりくん」の色味を「Pico」によって1秒足らずでスキャンし、無線(Bluetooth)通信により測定結果をスマートフォンアプリへ送信する。アプリには測定項目(pH、硝酸態窒素、水溶性リン酸、水溶性加里)の分析濃度別に色味が登録されており、これまで人間の目視によって判定していた微妙な色の違いが瞬時に数値化できる仕組みとなっている〔図右概要、図左測定フロー〕。分析データはスマートフォンに保存されるため、圃場別や時期別の分析結果をいつでも確認できることも特長。

 全農では、「今回の新たなツールの活用を通じて、生産者の土づくりを支援していく」としている。

 発売時期は今年6月下旬の予定で、オープン価格(アプリは無料ダウンロード可能)。全国のJAで購入することが可能。

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