日本農業の振興と農業経営の安定、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

新型コロナに対する支援策を他省庁分も含めHP上で公表=農水省

2020年4月30日

 農水省は新型コロナウイルス感染症の影響を受ける農林漁業者・食品関連事業者への支援策を他省庁のものも含め取りまとめ、公表している。令和2年度補正予算案の閣議決定が行われたが、農林漁業者等に支援の内容がわかりやすいようとりまとめたもので、支援策を事業者毎に整理した他、「国産農林水産物の販売を促進したい」「需要減退の大きい畜産・酪農の事業を継続したい」など11項目に分けた形でも公表している。主な項目と内容は概要以下の通り。

 「国産農林水産物の販売を促進したい」…インバウンド需要・外食需要の減少や輸出の停滞等により、在庫が増加して滞留する等の影響が生じている農林水産物等の販売や利用の促進への取組を支援。▼和牛肉=「和牛肉保管在庫支援緊急対策事業」で販売促進計画を作成した食肉卸売業者に対して、保管経費の支援及び同計画に基づく販売実績に応じた奨励金の交付、▼畜産物(和牛肉含む)・水産物・野菜・果物・茶=「国産農林水産物等販売促進緊急対策事業」で、インバウンドの減少や輸出の停滞等により、在庫の滞留等が生じている品目について、①学校給食への提供を含む食育活動を行う際の食材費、②インターネット販売を行う際の送料、③デリバリーや店頭販売(テイクアウト)に取り組む飲食店と連携した新商品開発を行う際に使用する原材料費、④農林漁業団体等との連携や、地域の創意により実施する販売促進キャンペーンで使用する原材料費等を支援
 「需要減退の影響が大きい畜産・酪農の事業を継続したい」…肉用牛の計画的出荷に伴う追加費用や肉用牛肥育生産におけるコスト低減等の取組、在庫が著しく増加している脱脂粉乳の仕向先の変更を支援するほか、新型コロナウイルス感染症が発生した畜産農場等の事業継続のための代替要員の派遣等を支援。▼肉用牛の計画的出荷に伴う追加費用への支援=「肥育牛経営等緊急支援特別対策事業のうち計画出荷支援」により、生産者集団が出荷時期を調整し、計画的に出荷を行う場合、計画出荷に伴う追加経費を支援、▼肥育牛生産のコスト低減等に対する取組を支援=「肥育牛経営等緊急支援特別対策事業のうち肥育生産支援」により、経営体質の強化に資する取組メニューに取り組んだ場合、出荷頭数に応じて奨励金を交付
 「生産現場で労働力を確保したい」…入国規制による外国人材の不足等への対応に向け、労働力の確保や農業生産を支える人材の育成に向けた取組を支援。▼外国人材の不足を補う代替人材による援農の掛かり増し経費を支援=「農業労働力確保緊急支援事業」で農業経験者等の代替人材が援農する際の掛かり増し経費等を支援

 なお、支援策のとりまとめはホームページに掲載されている。

keyboard_arrow_left トップへ戻る