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農薬工業会が週刊新潮の掲載記事に見解

2020年4月9日

 農薬工業会は、週刊新潮の掲載記事に関する同工業会の見解をホームページに公表した。

 週刊新潮の特集〝実は「農薬天国」ニッポン〟について、「不正確な情報や根拠の曖昧な憶測に基づく記述が随所に見られ、農薬やその安全性評価体系に対して誤解を生じかねない」として、記事中の正確性等の点から問題があると考える部分について、見解をまとめた。

 農薬工業会では、「偏った意見や誤解に基づいた農薬の安全性に関わる新聞報道等が散見される。報道関係者から農業者や消費者の方々に科学的に根拠のある公正で正確な情報を発信していただくことが肝要であるとの考えから、これまでも明らかな事実誤認に関しては、新聞社等に正確な情報を提供してきた。この情報発信をさらに進めて、農業者や消費者の方々に直接届けることを意図して当会の考え方を整理し、見解としてホームページ上でリリースした」と説明している。なお、週刊新潮記事の連載が続いていることから、今後も見解を発信していくとしている。

週刊新潮の掲載記事に関する農薬工業会の見解
 週刊新潮に「食」と「病」特集として、〝実は「農薬天国」ニッポン〟(奥野修司+本誌取材班)が掲載されました。本記事には、不正確な情報や根拠の曖昧な憶測に基づく記述が随所に見られ、農薬やその安全性評価体系に対して誤解を生じかねません。農薬工業会は個人の信条や表現の自由を否定するものではありません。しかし、明らかな誤解や偏った見方については、正しい情報を農業者や農産物の消費者に提供し、農薬に関する誤解を防ぐことが、当会の重要な責務と受け止めているところです。

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