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雪印メグミルクが「健康寿命の延伸」に向けて茨城県と協力

2020年3月2日

野菜・カルシウム不足解消へ、SDGs推進に向け取組み

 雪印メグミルク㈱(西尾啓治社長)は茨城県の営業戦略部と協力して、「1日の1/2分の野菜(175g)と、不足しているカルシウム(223mg)が1品で摂れるレシピ」を開発・発信する。

 茨城県は野菜産出額が本州1位(農水省「平成29年生産農業所得統計」)、雪印メグミルクは野菜と乳製品を組み合わせた約850のレシピをホームページに掲載しており、両者が協力して現代日本人の課題である、野菜とカルシウム不足解消に向けたSDGs推進(3「すべての人に健康と福祉を」、17「パートナーシップで目標を達成しよう」)に向けた取組み。

 第1弾のレシピは、茨城県の収穫量が全国1位である「れんこん」と「水菜」に、雪印メグミルク阿見工場(茨城県阿見町)で製造したプロセスチーズ「とろけるスライス」を使用した「れんこんと水菜の和風グラタン」(1人分に野菜195g、カルシウム395mgが含まれている)。レシピは、茨城県と雪印メグミルクのホームページ、フェイスブック、ツィッター等のSNSに2月末から掲載・配信している。このレシピは、今月12日に茨城県庁の食堂で昼食メニューとして提供。首都圏の一部のスーパーの店頭でもこのレシピを掲載したPOPを展開する。

 第2弾では「チンゲン菜」を使用したレシピを5月に配信し、茨城県庁の食堂で昼食メニューとして提供、情報発信、店頭展開を行う予定。以降、7月、9月、11月、1月に継続していく方針。

 生活習慣病などを予防し、健康な生活を維持するため1日の野菜の摂取目標量は350g(成人)(厚労省「健康日本21(2次)」)とされているが、「平成30年国民健康・栄養調査」によると約70g不足している。また、カルシウムにおいても、1日の推奨量(30~64歳男女の平均700mg 厚労省「日本人の食事摂取基準(2020年版)」)に対し223mg不足している。

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