日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

JAアクセラレーター説明会、第2期は農食の高度化・効率化等に注力

2020年1月28日

 JAグループのイノベーションラボ「AgVenture Lab」(荻野浩輝代表理事)は21日、「JAアクセラレーター第2期」募集の説明会を同ラボで開催した。新しいアイディアやテクノロジーにより農業・地域社会の課題を解決し、革新的な商品・サービスを創造する起業家・事業家を募るもので、170名を超える応募希望者が参集した。荻野代表理事は挨拶で「われわれは農業、食、地域の暮らしの周りにある社会課題の解決にプライオリティを置いている」「同じ志をもったスタートアップ企業の皆さんと一緒に働き、JAグループのアセット(経営資源)を使って支援したい」と話した。

 JAアクセラレーター第2期の注力領域は①農業や食の高度化・効率化と、現場の労働力不足解消、②金融(銀行・保険)分野におけるAI、ブロックチェーン、IoT等先端技術の活用、③暮らしの利便性向上や豊かさにつながるヘルスケア、高齢者支援、情報発信、ツーリズム等、④そのほか地域活性化につながるサービス・ビジネスアイディア。JAグループの各種アセットを活用し、「農業・食」「くらし」「金融」の領域にまたがる革新的なビジネスアイディアで、既存ビジネスに捉われない新しい発想や技術を広く募集している。

 応募スケジュールは、最終応募期限は2月28日だが1月31日の早期期限までにエントリーした応募者には、希望に応じてフィードバックする可能性がある。1次(書類)選考以降は3月中旬に面談による2次選考、4月下旬に最終選考のビジネスプランコンテストを予定している。審査は、事業創造への本気度・チームワーク・事業プランの革新性・JAアクセラレータープログラムへの親和性など総合的に行い、5~10チーム程度を選抜する。選抜チームには賞金10万円が授与され、約4か月の「アクセラレーター」プログラムの期間中は、助言やJAグループの経営資源活用等の支援が行われる。

 応募方法の詳細は専用サイトに掲載されている。

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