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野菜技術士(農業技術士)の板木利隆氏が死去=2日

2019年10月7日

板木利隆氏(野菜技術士〔農業技術士〕)が死去

 園芸分野で実践的な技術研究者として知られる板木利隆氏(農学博士)が2日、死去した。90歳。葬儀は家族葬により執り行われた。後日、「お別れの会」が行われる予定。

 板木氏は1929年島根県生れ。1950年千葉農業専門学校(現、千葉大学園芸学部)卒業。千葉大学助手、神奈川県園芸試験場場長、神奈川県農業総合研究所所長などを歴任。県園芸試験場時代には生食用赤タマネギ「湘南レッド」を育成、定年退職後勤めたJA全農農業技術センター技術主管(1987年~1993年)時代には「幼苗接ぎ木生産システム」を開発したほか、養液栽培、神園式大型ハウス、トマトの「長期多段穫り作型」の開発などの研究に関わった。直近まで板木技術士事務所代表、日本園芸生産研究所理事、日本野菜育苗協会技術顧問などを務めており、長期にわたり月刊誌、専門紙の連載欄などに野菜栽培について執筆していた。イラスト入り野菜栽培書や野菜解説本など著書・編著書は30冊以上。近著は今年2月発刊の「九十歳 野菜技術士の軌跡と残照」。園芸技術の進歩に大きく貢献し、今日の家庭菜園ブームを築いた。

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