公益社団法人日本包装技術協会が主催する「2019日本パッケージングコンテスト」において、雪印メグミルク㈱の「恵 megumi ヨーグルト ドリンクタイプシリーズ用プラボトル」〔写真〕が包装技術賞の「飲料包装部門賞」を受賞した。同賞は、包装部門賞の中の13賞のうちのひとつで、各部門の包装合理化・改善等に貢献したパッケージに贈られる賞。
『恵 megumi ガセリ菌SP株ヨーグルト ドリンクタイプ』シリーズは、プラスチックボトルにアルミ蓋材をシールした仕様。同社では、昨今の環境問題に対応するため、プラスチックボトルの軽量化を行い、樹脂使用量を約10%削減した。プラスチックボトルの軽量化を実施するにあたり、コンピュータ技術を活用し、製品の設計、解析を事前に行なう「CAE解析」を用いて、製品の製造工程や輸送工程時にボトルが破損、変形しないように、一定の強度を保ちつつ薄くできる部位を抽出。また、ボトルの外観や飲み口の厚みを変更することなく、ボトルの強度と成形性を踏まえた設計を行い、従来品よりも約10%軽量化した。軽量化ボトルは、2018年3月上旬から一部の工場から随時切替を開始した。*日本パッケージングコンテストは、包装におけるデザインからロジスティックに至るまで、その年の新しい包装技術を評価するコンテスト。最優秀賞には「経済産業大臣賞」が贈られ、入賞作品には、優れた包装の証であるGPマークの使用が許可される。雪印メグミルクでは、昨年に『6Pチーズ』の封緘シールがアクセシブルデザイン賞を受賞。