JA全農は、今月からJA全国女性組織協議会の協力を得て『全国どど~ん!と「どんぶり」スポーツ応援キャンペーン』を展開している。
このキャンペーンは、米の消費拡大や地産地消、食農教育をすすめることを目的に、JA全国女性組織協議会がスポーツを頑張る小学生から高校生までの子ども達に向けて開発した47都道府県のご当地「どんぶり」レシピを紹介するとともに、全農が協賛する催し等で「どんぶり」を提供する取組み。
キャンペーン第1弾として、全農が協賛するスポーツ大会やイベント等でキッチンカーを活用して、「どんぶり」メニューを実際に食べてもらう企画を11月末まで実施。インターネット上にも特設サイト(https://dodontodonburi.com/)を開設、47種類の「どんぶり」レシピの提供や、楽しく国産食材を学べる「どんぶり」クイズを出題し、抽選で47名に米俵1俵(60㎏相当)が当たる企画も実施する。また、11月以降もキャンペーン第2弾としてキッチンカーで47種類の「どんぶり」を提供するイベントやコラボ企画、「東京オリンピック・パラリンピック」を契機に来日する外国人への提供等、様々な企画を行う方針。
5日、東京・大手町のJAビルで同キャンペーンの記者発表会・試食会が行われ、全農の野口栄代表理事専務、JA全国女性組織協議会の加藤和奈会長が出席した。どんぶりの一例として茨城県の「奥久慈シャモの親子丼」、愛知県の「野菜たっぷり味噌カツ丼」、東京都の「TOKYO X 煮豚ヒレ丼」が紹介された。
野口専務は「全農は卓球日本代表、カーリング女子日本代表のオフィシャルスポンサーや『JA全農WCBF少年野球教室』に特別協賛するなど地域社会の一員としてSR活動に積極的に取り組んできた」と述べるとともに「JA全農は、これからも少年野球や卓球、カーリング、サッカー、水泳、陸上など、スポーツを頑張る次世代の夢や成長を〝ニッポンの食〟で応援していく」と決意を述べた。
加藤会長も「どんぶりメニューは全国55万人からなるJA女性組織の方々が、想いを込めて作成している。レシピを参考に、国産のお米や食材を使ったどんぶりを作り、美味しく食べてもらうことを通して、国産農畜産物の消費拡大につなげていきたい」と意欲を語った。