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山田俊男氏が21・7万票で3度目の当選=25回参院選

2019年7月23日

与党過半を上回る、礒崎・平野氏は苦杯

 21日に投開票された第25回参議院議員選挙は、自民党が57議席(改選前66議席)、公明党が14議席(同11議席)を獲得し、非改選を含めた与党の議席数は過半数を上回った。

 その中で、農林関係ではJAグループが推した自民党比例代表で現職の山田俊男氏は21万7千票余で3度目の当選を果たした。前回の33万8千票余に比べ約12万票、第24回(2016年)参議院選挙でJAグループ組織内候補として推薦を受けた藤木眞也氏の得票(23万6千票余)に比べ約1万9千票少なかった。

 農林関係では現職の、林芳正元農相(自民・山口)、堂故茂農林水産委員長(同・富山)、上月良祐元農林水産大臣政務官(同・茨城)、高野光二郎農林水産大臣政務官(同・徳島・高知)、山田修路自民党農林部会副部会長(同・石川)、佐々木さやか農林水産委員会委員(公明・神奈川)、紙智子農林水産委員会理事(共産・比例)、新人で全土連顧問(元農水省農村振興局地域整備課長)の宮崎雅夫氏(自民・比例)らが当選。現職の礒崎陽輔元農水副大臣(自民・大分)、平野達男農林水産委員会委員(同・岩手)は落選した。

 党派別に見ると、与党では自民党が改選前と比較し、9議席減の57議席、公明党は3議席増の14議席となった。野党では、立憲民主党が8議席増の17議席、国民民主党が2議席減の6議席、共産党が1議席減の7議席、日本維新の会が3議席増の10議席となった。

 JA全中の中家徹会長、全国農政連の飛田稔章会長は22日、参議院選挙結果を受けて以下の談話を発表した。

 中家会長「今回の選挙において当選された全国農政連推薦候補の皆様に対し、心からお祝いを申し上げる。

 また、与党の自民党・公明党が過半数を大きく超える議席を確保したことは、食料・農業・地域政策を安定的かつ強力に実行する上で心強く、大いに期待するところである。

 今回の参議院選挙は大変厳しい戦いであった。こうしたなか、JAグループが推す組織内候補である山田としお氏が3期連続の当選を果たせた。ご支援いただいた皆様に感謝申し上げる。

 選挙区においては、JAグループの農政や国際交渉等に関する考え方に賛同する政策協定等を全国農政連との間で結んだ方々が数多く当選を果たした。

 食料・農業・農村基本計画の見直し、日米交渉、准組合員規制の扱いをはじめとする農協改革等、重要な農政課題が山積している。政府・与党は、公約の実現により、持続可能な食料・農業・地域づくりや自己改革の後押し等、現場が明るい展望を抱けるような政策を確立していただきたい。

 JAグループは、政府・与党とともに、この選挙結果で示された組合員・役職員の声をふまえ、不断の自己改革や農政対策等をすすめていく所存である。

 最後に、当選された方々には、わが国の食料・農業・地域・JAグループの発展にご尽力をいただくことを切に願う次第である」。

 飛田会長「本連盟は、第25回参議院議員通常選挙が実施されるに当たり、食料・農業・農村・JAグループ等に真に理解のある候補者を一人でも多く国政へ送り出す取り組みを組織の総力を結集して行うことを確認し、都道府県農政運動組織・JAグループとの連携を図るなかで、推薦候補者の当選に向けた取り組みを行ってきた。

 全国比例区において、全国の農政運動組織とJAグループが推す組織内候補である山田としお氏が当選を果たしたことは、大変に厳しい状況の中で我々組織の農政に対する強い思いを示したものである。山田としお氏にご支援いただいた方々に心から感謝し、御礼を申し上げる。一方で、これまでで最少得票数となったことについては厳しく受け止めなければならない。

 また、選挙区においては、農政運動組織とJAグループの食料・農業・農村に対する取り組みや考え方に賛同する政策協定等を結んだ方々が数多く当選を果たした。政府・与党は、この結果を真摯に受け止め、農家・組合員が将来展望を抱けるしっかりと対応をとっていただけるものと確信している。

 基本政策の確立、農協改革、日米交渉等国際貿易交渉、品目別等対策の拡充などの極めて重要な農政課題が山積するなか、本連盟が推薦し、当選された方々には、我が国の食料・農業・農村の発展に資する政策の確立に向けて、今後ともご尽力いただきたい。

 なお、本連盟では、この選挙への取り組み結果を検証し、その課題の解決に向けて取り組むこととする」。

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