全国の優秀な和牛を5年に一度、一堂に集めて改良の成果やその優秀性を競う大会「第12回全国和牛能力共進会(鹿児島全共)」(主催=全国和牛登録協会)が10月6日から10日までの5日間、鹿児島県内で開催。過去最多となる41道府県から438頭の牛が出品され、「和牛のオリンピック」にふさわしい熱戦が繰り広げられた。5日間にわたる会期中、会場では「和牛フェスin鹿児島2022」も行われ、30万人超が来場した。
第1区から第8区及び特別区の各区における優等賞首席(1位)には、褒章として農林水産大臣賞を、大臣賞の中から「種牛の部」「肉牛の部」毎に、最も優れたものに内閣総理大臣賞が授与される。最終日の10日、最高賞である名誉賞(内閣総理大臣賞)の最終比較審査が行われ、「種牛の部」の名誉賞には4区(繁殖雌牛群)で優等賞1席となった鹿児島県、「肉牛の部」では7区(脂肪の質評価群)で優等賞1席となった宮崎県が選ばれた。