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農水省が青果物流通標準化に向け、関係者による検討会の初会合

2021年9月16日


 農水省が9月10日、青果物流通に関して関係者が議論・検討する「青果物流通標準化検討会」の初会合を開催。青果物流通標準化に向けた取組について意見が交わされた。
 日本の物流を巡る環境は、労働力不足の深刻化、新型コロナウイルス感染症の拡大に伴う社会・経済環境の変化、AI・IoT等の最新技術の進展等、様々な変化が生じており、令和3年6月に閣議決定された新しい総合物流施策大綱においても、取り組むべき施策として「物流DXや物流標準化の推進によるサプライチェーン全体の徹底した最適化」が指摘されている。また、業種分野別の取組については、加工食品分野が先行して標準化に向けた課題・問題点、解決方策を整理し、サプライチェーン上の個社と各プレイヤーの枠を超えた全体最適の視点から「加工食品分野における物流標準化アクションプラン」を2年3月に取りまとめている。このような現状を踏まえ、加工食品分野における物流標準化の取組を参考に、青果物流通においても標準化の取組を推進し、物流標準化の現状と今後の対応の方向性について関係者が議論・検討するために行われた。

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