JA三井リース(株)(新分敬人代表取締役社長執行役員)は、テクノロジーによる持続可能な食インフラの創造に取り組むTechMagic(株)(白木裕士代表取締役社長)へ資本参加をした。
TechMagicは、ロボティクスやAIを活用した調理・業務自動化ロボットの開発により、ヒトに頼らない、衛生に配慮したオペレーションといった、新たな食のインフラの創造に取り組んでいる。現在、▼パスタの茹でから、具材・ソース供給、混ぜ合わせ、加熱、調理後に鍋の洗浄までを自動化するロボット、▼1杯あたり約30秒で、レモンサワーやハイボールなどドリンクを作成するロボット〔写真〕、▼2台のアームロボットが連携しながら洗浄後の食器をピックアップし、格納までを行うロボット、を開発。カフェ・バーを展開しているプロントと共同開発しているパスタ調理自動化ロボットは既に開発済みで、今後プロント新規店舗に導入していく予定。
JA三井リースは中期経営計画で、DX分野への取組を重点施策の一つに掲げており、先端技術を有するスタートアップ企業などへの出資や業務提携を通じたパートナーシップにより、新たなビジネスの創出を目指している。また、サステナビリティ経営の観点から、「技術革新による豊かな社会の実現に貢献」することを優先取組課題と位置付けている。同社によれば、「TechMagicによる持続可能な食インフラ事業の成長性と社会的意義に着目し、資本参加を決定した」「出資に加え、リース・ファイナンスの提供等により、TechMagicの技術を実装した調理・業務自動化ロボットの普及を後押しし同社の成長を支援することで、食産業の最適化ソリューションの提供を貢献していく」としている。