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23年3月に本別製糖所での砂糖生産を終了へ=北海道糖業

2021年9月3日

 北海道糖業㈱(北海道札幌市、嶋田一郎代表取締役社長)はこのほど、北海道のてん菜を原料とした砂糖(てん菜糖)の同社生産拠点である本別製糖所(本別町)における砂糖生産を2023年3月で終了すること等を盛り込んだ「砂糖の効率的生産体制の構築」に関する基本方針を決定した。 

 北海道糖業は、現在、北海道に3つの生産拠点(北見製糖所、道南製糖所、本別製糖所)を保有しているが、国内の砂糖需要減少など事業環境の急速な変化や、生産設備の老朽化等を踏まえ、生産拠点を統合すること等により砂糖生産体制の効率化を図る。同社では「これにより、北海道産てん菜糖事業の振興を目指しながら、引き続きてん菜生産者をはじめ地域社会との共生も図ることができるものと考えている」とコメントしている。

 基本方針によれば、▼本別製糖所での砂糖生産を23年3月に終了、▼現在、本別製糖所に集出荷されている原料てん菜の買入は引き続き、同社で行う方向で関係者との協議を進行、▼本別製糖所での耕作指導・原料てん菜受入・倉庫管理(製品出庫)等は、今後も継続、▼本別製糖所で生産する砂糖および副産物は、23年10月からの原料てん菜受入後、同社北見製糖所に集約するとともに、一部については、同社親会社のDM三井製糖ホールディングス㈱と資本業務提携関係にある日本甜菜製糖㈱の芽室製糖所に生産委託する方向で関係者との協議を進行、▼本別製糖所の生産終了に伴い、砂糖生産工程に関わる同社従業員は、同社の他事業所への配置転換等を進め雇用を継続する予定、としている。

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