野上浩太郎農相はこのほど、デンマークのラスムス・プレーン食料・農業・漁業大臣と会談し、今年9月に開催される国連食料システムサミットに関する意見交換を行った。
野上農相は「日本と貴国は強固な経済関係を構築しており、日EU・EPAのもとで両国における農林水産分野における関係も良好である。これまでも両国は良好な協力関係を継続してきたが、今日を機に両国の関係を更に高めていきたい」と語った。
農水省によると会談では、持続可能な食料システムの構築に向けて開催される国連食料システムサミットに関する意見交換とともに、野上農相から「みどりの食料システム戦略」と国連食料システムサミットプレサミットでの議論の紹介、EUにおける日本産食品の放射性物質に係る輸入規制の早期撤廃についての要請が行われた。プレーン農相からは、ASF(アフリカ豚熱)のゾーニングに関する話があった。