「令和3年8月の大雨」に関わって政府は17日、特定災害対策本部会議を開催、各省庁から被害状況等の報告を受けた。農水省によれば、農林水産関係の被害は17日8時現在で、〈ため池・ダム等の被害〉については、大雨特別警報が発表された市町村における点検対象の防災重点ため池2182か所に対し、警報が解除されたところから緊急点検を実施、447か所で点検が済み、1か所に堤体下流法面の損傷が確認され、水位低下作業中。また、上記以外の防災重点ため池7か所(広島、福岡、熊本)で損傷が確認されたが、いずれも応急措置済み又は水位低下作業中。
〈農作物等の被害〉は、水稲、大豆、野菜、果樹、花き等の冠水、農地209か所、農業用施設140か所で法面崩れ等の被害があった。また、山腹崩壊等44か所、治山施設の法面崩れ、林道施設6か所で法面崩れ等の被害、土砂による漁港の泊地の埋そくの被害、が報告されている。