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農林中金第1四半期決算の経常利益は610億円

2021年8月4日

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は3日、2022年3月期第1四半期(2021年6月末時点)の連結および単体の決算を発表した。

 連結決算では、経常利益は前年同期比281億円増益の610億円、純利益は同162億円増益の471億円となった。経常収益は530億円増の3428億円、経常費用は同248億円増の2818億円となった。農林中金では、「外貨調達費用の減少等もあり、安定的な収益を確保した」と説明している。連結の総資産は前年度末比6703億円増の108兆3181億円、純資産は同1440億円増の8兆996億円となった。

 また、単体決算では、経常利益は前年同期比190億円増益の599億円、純利益は同81億円増益の479億円となった。単体の総資産は前年度末比で5797億円増の105兆8178億円、純資産は同1364億円増の7兆9624億円となった。

 調達面では、預金が前年度末比923億円減の65兆5831億円となり、農林債は同300億円減の3314億円となっている。運用面では、貸出金は同3304億円減の21兆4935億円、有価証券は同9557億円減の47兆5357億円となった。農林中金では、「有価証券等は売却・償還等により減少した」としている。

 有価証券等の評価損益は、前年度末比2957億円増の2兆9796億円の評価益となった。

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