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農水省が食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始

2021年7月21日

 農水省は、「食料・農業・農村基本計画」に基づき、食と農のつながりの深化に着目した新たな国民運動「食から日本を考える。ニッポンフードシフト」を開始する。

 野上浩太郎農相は20日の記者会見で、「我が国では、食の外部化・簡便化が進む一方、食と農との距離が遠くなり、農業や農村に対する国民の意識・関心は薄れている。食についても、新たな生活様式を模索する今、これからの日本の、自分たちの食を確かなものとしていくためには、消費者と生産者が一体となって、自分たちの課題と捉え、行動変容に繋げていくことが必要だ。このため、時代の変化に対応し、日本各地の食を支えてきた農林漁業者・食品事業者の努力や創意工夫について、消費者の理解を深め、良いところは伸ばし、変えるべきことを変え、新しいことにもチャレンジする、そんな取組を応援する新しい国民運動、『食から日本(ニッポン)を考える。ニッポンフードシフト』をスタートする」と述べた。

 今後は、様々なメディアやシンポジウム等を通じて、全国各地の農林漁業者等の取組、地域の食や農山漁村の魅力などを伝えることで、国産の農林水産物や有機農産物の積極的な選択に向けた行動変容に繋がることを目指し、生産者団体や食品関連事業者等と連携した官民協働による取組を推進する。

 同日、情報発信の起点となる公式ウェブサイト(https://nippon-food-shift.maff.go.jp/)を立ち上げた。

 農水省では、公式ウェブサイトを通じて、「(食にまつわる)こんなアイディアはどうだろう」、「(食をきっかけに)社会がこう変わってほしい」、「(食に関して)私はこんなことを始めている」など、「ニッポンフードシフト」に関するアイディアを募集している。特筆すべきアイディアや意見は公式ウェブサイトで取り上げるとしている。

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