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農林中金がファンドを通じて介護事業所向け医療相談サービス企業に出資

2021年7月21日

 農林中央金庫(奥和登代表理事理事長)は20日、農林中金イノベーションファンドを通じて、介護事業所向けにオンライン医療相談サービスを提供するドクターメイト㈱(青柳直樹代表取締役/医師、2017年設立)に出資したと発表した。

 要介護者の増加により介護事業所数は年々増加する一方で介護従事者の不足は深刻化しており、地域の医療・介護を維持するうえで現場の業務効率化や人材定着のニーズが高まっている。なかでも、介護施設入居者の医療受診は介護事業者・医療機関・要介護者共に負担が大きく、医療介護の現場逼迫の一因となっている。

 ドクターメイトは、こうした課題に対し、介護スタッフ向けにオンラインチャット医療相談サービスを提供、迅速かつ安心な介護事業所内処置の実現や不要不急な入居者の通院を削減し、医療介護現場の適切な業務効率化・労働負荷軽減に貢献している。

 農林中金では今回の出資について「農林中金は、地域の保健・医療・福祉を支えるJAグループの一員として、こうした社会課題解決に取り組むドクターメイト社の理念に共感し、今回の出資を実施した」と説明。同社が構想する医療・介護のDXプラットフォーム形成、ひいては地域の人たちの健やかな暮らしを支える医療・介護の高度化を支援していくとしている。

※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載しております。

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