JA全農のグループ会社・全農ECソリューションズ㈱開設のクラウドファンディングサイト『AGRISSIVE!(アグリッシブ)』で、災害時の健康維持に備える牛乳のクラウドファンディングが8月15日まで行われている。
クラウドファンディング「9月は『ロングライフ牛乳』を飲んでみようプロジェクト~保存料不使用でも常温で90日保存できる牛乳を知っていますか?」は、森乳業㈱が10万円を目標金額に行っているもの。リターン品として、同社のロングライフ牛乳、ミルクコーヒー、いちごミルクの各々200ml×24本入りで、〝防災の日〟である9月1日までに届けられる。応募金額はそれぞれ3200円(税込・送料込)。プロジェクトページアドレスは(https://agrissive.com/shop/g/g0800/)。
森乳業は1887年に創業、1986年から牛乳のロングライフ製品の製造・販売を行っている。ロングライフ牛乳は、通常のチルド(冷蔵)の牛乳とは異なる殺菌方法とパックへの充填方法により、「保存料不使用」で「常温保存90日」が可能。容器も特殊で、紙容器にアルミ箔を貼り合わせて中身の劣化の原因となる光と空気を遮断している。
同社では「災害時のストレスを最小限にするには出来る限り生活を日常に近づけることが大切ですが、牛乳はもちろん生鮮の農畜水産物は、多くが常温で長期保存ができないので、災害発生時から流通や販売体制が復旧するまでの間、飲食できなくなります。また、災害直後は生存に必要な炭水化物中心の食料(弁当やカップ麺、スナック菓子など)に偏った食事が続くことが想定されます。しかし、健康を維持するためには、たんぱく質やビタミンといった栄養素が必要です。ロングライフ牛乳は、不足しがちなたんぱく質を飲料として補給できます。日常生活では、通常の牛乳を飲んでいただきながら、災害時に備えてローリングストック(使いながら補充していく)していくこともできます」としている。
なお全農では、「同プロジェクトを通じて、ロングライフ牛乳と乳飲料の価値を広めていく」とコメントしている。