千葉県・埼玉県・東京都を事業エリアとするコープみらい(埼玉県さいたま市)は10日、「第9回通常総代会」を開催し、2020年度事業報告、2021年度事業計画・予算、定款の一部変更、役員選任の4議案が承認可決された。新井ちとせ理事長、永井伸二郎副理事長、熊﨑伸代表理事専務理事、中村憲治代表理事常務理事は再任。
2020年度事業報告によると、総事業高は4462億円(前年比113・1%)、商品供給高は4290億円(同113・4%)、経常剰余金は114億円(同+67億円)と、「コロナ禍による買い物行動の変化に伴い、多くの組合員の利用が高まり、総事業高、商品供給高、経常剰余金はいずれも前年を超過」した。組合員数は3万6000人増えて358万人、組織率(世帯加入率)は26・6%、出資金は13億円増加し683億円となった。
2021年度事業では、総事業高4133億円(前年比92・6%)、商品供給高3945億円(同92・0%)、経常剰余金42億円(同△72億円)を計画している。《宅配事業》ECサイト「かんたん1分注文」や、コンタクトセンターの自動音声案内の改善を進め、WEBからの加入の取り組みを強化する。《店舗事業》ミニコープ久喜東店(埼玉県久喜市)の移転増床として、22年春のコープ久喜店(仮称)出店の準備を進めるとともに、アプリにポイントカード機能やプリペイドカード機能を追加、お買い得情報を知らせる取組み等を強化する。《エネルギー供給事業》「コープデリでんき」の利用者に向けて、自宅で太陽光発電設備で発電された余剰電気の買い取りサービスを開始する。