日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

宮崎県新富町・南九州大・パナソニックが食品廃棄ロス削減等産官学連携で合意

2021年5月12日

 宮崎県新富町、南九州大学、パナソニック㈱は、地域社会における課題解決の促進、持続的な地域社会の発展を目的として、新富町の食品ロス削減、生ごみ減量化に向け、産学官共同で取り組んでいくことで合意し、包括連携協定を締結した。

 これに基づき、新富町で、生ごみ処理機を使った堆肥活用による食農循環プラットフォーム構築の実証実験を行う。

 実証実験では、町民宅に設置した生ごみ処理機で処理した乾燥ごみを回収して堆肥化。肥料として新富町内の市民農園やコミュニティーガーデンに還元し、野菜などの農作物の栽培、収穫につなげるという食農循環システムとまちの緑地化の検証と研究を行う。

 家庭内の食品ロス低減にも取り組む。燃えるごみの約40%占めるという生ごみを減らし、再活用する一連の食農循環活動に地域住民の参画を促進、食品ロス削減や生ごみ減量への意識改革、ごみを出さないライフスタイルの実践につなげていくとしている。

keyboard_arrow_left トップへ戻る