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「みやぎ米」の輸出拡大めざし4農事組合法人と企業がプロジェクトチーム発足

2021年4月28日

 「みやぎ米」の更なる輸出拡大を図るため、宮城県、美里町、日本貿易振興機構(ジェトロ)が協力し、宮城県美里町中埣地域の4農事組合法人(中埣ファーム育み、タカギ農産、中田アグリ、サンファームあがと)と輸出を担う㈱舞台ファームはこのほど、「中埣地域『みやぎ米』輸出拡大プロジェクトチーム」を発足した。

 美里町は、基幹産業である農業の活性化を図るため、平成28年度から「集落営農組織の法人化支援事業」や「農業経営塾」などの事業を展開。舞台ファームが事業の運営業務を受託し、法人化支援や経営強化支援に取り組んできた。また、同社は、美里町中埣地区に国内最大級の次世代型葉物水耕プラントの建設を進めており(令和3年6月竣工予定)、大手コンビニチェーンを始めとした販路を活用することで、地域の農事組合法人と園芸作物(レタス、人参等)の産地化を促進。このほどジェトロから宮城県輸出促進協議会を通じ、香港で日本米のおむすびをチェーン展開する百農社國際有限公司の紹介があり、実際に香港と美里町の農業者をつないだオンライン説明会の開催や、中埣地域のお米で炊いたおむすびを香港でテストするなど交流を深め、輸出によるコメの取引の合意に至ったもの。この合意を受け、輸出用米を生産する4農事組合法人と輸出を担う舞台ファームが、取引数量の確保と安定した品質のコメ生産とともに、輸入事業者との連絡調整や円滑な輸出に向けサプライチェーンを具現化するためプロジェクトチームを発足させた。輸出数量は、「令和2年宮城県産ひとめぼれ1等米(玄米)」約20t、「令和3年宮城県産ひとめぼれ1等米(玄米又は精米)」約200t。今後は、品質の安定化と食味の向上のため、コメの生産技術向上に向けた勉強会を定期的に開催する等としている。

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