日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

サタケが新型精米プラント「MILSTA」を開発、5月から広島本社で公開

2021年4月20日

サタケが新型精米プラント「MILSTA」を開発、広島本社で公開 ㈱サタケ(広島県東広島市、佐竹利子代表)はこのほど、新型精米プラント「MILSTA(ミルスタ)」を開発した。昨今の、精米工場の人材不足や労働時間の短縮による運営難、中食・外食の要求品質の高度化など、厳しさを増している精米工場を取り巻く環境に対応するため、「省力化と自動化」「品質担保とリスク分散」「顧客の利益貢献」を開発コンセプトにしたプラント。

 同社では、「『ミルスタ』は、現状の課題解決とこれからの精米プラントの方向性を示したモデルプラントであり、顧客に新技術やネットワークシステムなどを見てもらい、精米工場のリニューアルや今後の工場運営などを検討してもらう空間であると考えている」と説明している。5月10日からモデルプラントとして広島本社で公開する。

【機能】
①ジャストインタイム生産…▼精米ユニットのロット切替時間の短縮、▼原料玄米、仕掛在庫、製品在庫を限りなく持たない工程、▼出荷に合わせた精米、包装を連続運転
②24時間365日フル稼働…▼精米ラインを複数配置 (停止リスク排除、メンテナンス分散)、▼自動運転による精米精選工程の無人化
③IoTを活用した精米工場…▼各種センサ、ネットワーク化(無線化)により工場運営を支援、▼情報確認や指示は全て情報端末操作
④精米品質の向上と安定…▼生産支援システムによる効率的運用、▼精米機白度自動制御による精米品質の安定、等
⑤お米にやさしい工場…▼リアルタイム品質情報管理、▼並行分散搬送システム、▼短い搬送距離、等

keyboard_arrow_left トップへ戻る