共栄火災海上保険㈱(助川龍二社長)は、今年もバレンタインデーの時期に、「義理チョコ、あげたつもり・もらったつもり バレンタイン・チャリティ募金」を実施した。
職場の儀礼的な義理チョコの配布を「もっと有意義な目的に使えないか」と考えた女性社員の発案によって始まった自発的な募金活動。義理チョコやホワイトデー返しに必要な費用の一部を自粛して一口500円を募金しようというもの。1993年に開始されて以来途絶えることなく続けられ、今年で29年目。
今年の募金活動は、昨年に引き続き「マザーランド・アカデミー・インターナショナル」がマリ共和国のサハラ砂漠南端地域にある難民キャンプで取組む水田づくりに約立ててもらうために、「田んぼ作ろう!プロジェクト」として展開。チャリティ募金の結果、役員・社員や関連会社社員から、135万9051円が集まった。これに同社からのマッチング・ギフト67万9526円を加え、募金総額203万8577円がマザーランド・アカデミーに寄付される。同社によると、今回を含めたこれまで29年間の募金総額は約4413万円となり、水田づくりの他にも、井戸やくすりハウス(学校兼医薬品の保管庫)の建設、医薬品の援助、砂漠化防止のための植林などに活用されている。
共栄火災では「このバレンタイン・チャリティ募金のほかに、毎年12月に実施する衣類や薬、文房具、おもちゃなどの物資による支援を目的としたクリスマス・チャリティと合わせ、両活動を国際貢献活動の2本柱として今後も積極的に取り組んでいく」としている。