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被災地域企業と支援提案企業等連携のマッチング事業で新商品発売

2021年1月28日

 復興庁は、被災地域の企業が抱える多様な経営課題の解決を図るため、支援提案企業が自らの経営資源(技術・情報・販路等)を幅広く提供しながら、被災地域企業と支援提案企業が対話を行い、新たな連携事業創出の一助とすることを目的とした「地域復興マッチング『結の場』」を実施している。

 昨年度に開催した「結の場」(宮城県東部地方)に参加した㈱東松島長寿味噌(被災地域企業)、大日本印刷㈱(支援提案企業)と、その取引先の東海漬物㈱の3社が連携・開発した新しい漬物商品が今年3月に販売される。商品名「おうち旅 南蛮味噌漬」、80g、本体価格132円。復興庁によると、「結の場」を通じた新商品開発は、これまでも多くの実績があるが、「結の場」に参加した事業者に加えてその取引先を加えた3社での商品開発を行ったコラボレーションは初めての試み。パッケージにも「結の場」から誕生した商品であることが記載される。復興庁では、「引き続き『結の場』等を通じて、被災地域内外での幅広い官民の連携により、民間の活力を活かして、産業の復興を加速する取り組みを進めていく」とコメントしている。

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