農林中央金庫と全国森林組合連合会は25日、第14回森林組合トップセミナー・森林再生基金事業発表会をウェブ上で開催した。例年2日間にわたり実開催していたが、今年度は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から動画配信形式となった。
「公益信託 農林中金森林再生基金(通称=農中森力〈もりぢから〉基金)」の第5回助成先である8組合が、事業成果等を発表した。
※詳報は日刊アグリ・リサーチに掲載いたしております。
【公益信託 農林中金森林再生基金】
荒廃した森林が、地球温暖化防止をはじめとした多面的機能を十分に発揮できない状況を踏まえ、民有林の再生事業に対して助成を行うことで森林の多面的機能が持続的に発揮することを目的とした公益信託。同基金は、2005年度から「FRONT80」、2014年度から後継基金である「農中森力基金」として、民有林再生の取組を支援している。基金の助成は当初2018年度(第5回)までの予定であったが、森林経営管理制度の開始、森林環境税・森林環境譲与税の導入等、森林・林業を巡る情勢をふまえ、2019年度以降についても対象事業を一部拡充(間伐等を行っても再生が困難と見込まれる森林の更新を追加)、継続している。