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JA全農が牛乳を子ども食堂、厚生連病院等に無償提供

2020年5月19日

18日から10万本を順次提供、関東生乳販連と連携

 JA全農は18日、新型コロナウイルス感染拡大の影響を受ける酪農家や子どもたち、医療従事者を支援するため、牛乳の無償提供を行うと発表した。

 関東エリアを中心としたフードバンク・子ども食堂、関東エリアの厚生連病院を対象に概ね10万本、18日から順次提供する。関東エリアの広域指定生乳生産者団体である関東生乳販売農業協同組合連合会と連携。森乳業㈱(埼玉県行田市)が協力して、学校給食と同じデザインの常温保存可能牛乳(200ml)を提供する。全農では「牛乳には免疫機能の強化・調整に作用するといわれるたんぱく質をはじめ、それらをサポートするビタミンAやミネラル類をほどよく含んでいます。新型コロナウイルスに負けずに健康で元気に過ごしていただきたいとの願いも込めた取組みです」とコメントしている。

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 全農によれば、子ども食堂からは今回の取組みに対する期待のメッセージ(一例)が寄せられているという。

 ▼牛乳のご寄付ありがとうございます。通常であれば毎日学校給食にて牛乳を飲んでいると思いますが、現在は各ご家庭の食卓状況も様々かと想像されます。今回のご寄付を通して、牛乳がまた身近になって頂けたらとも思います(東京)。
 ▼現在食堂自体開催できていない状況にあるので、当方で手分けをして寄付をいただきましたものを各家庭に配布させていただいております。今自粛の中親も子供もストレスだらけのようです。ご寄付いただけることで子育て世代がつながりあい、いざという時助け合えるそして自分も何か手伝えるそんな仕組み作りをしていくためにとても大きな力をいただいております。JA全農様のお力が子育て世代の心の豊かさにつながっていることに感謝します(神奈川)。
 ▼東京はまだ、休校中ですので牛乳のご提供は大変ありがたいです。このところ、子ども食堂は居場所提供ではなく、お弁当を作り配布しています。成長期の子どもに牛乳は必須です。お弁当に添えて配布させていただきます。来られない子どもにはこちらから届けます。ありがとうございます(東京)。
 ▼この度は有難うございます。現在、子ども食堂はお弁当の配布となっておりますのでこのような形でのご寄付は大変ありがたいです。私たち子ども食堂もこのようなご寄付に支えられて何とか頑張っております。一刻も早くコロナが収束し、みんなで楽しく食事ができる日が来ることを願い頑張っていきたいと思いますので皆様もそれまでどうぞ体に気を付けて元気にお過ごしください(栃木)。

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