農水省は1日、同省講堂で「新型コロナウイルスに関する農林水産省対策本部」を開催した。
本部長である江藤農相は「4月30日、令和2年度の補正予算が成立した。農林水産関係予算ではalic事業も含め、5448億円が措置された。現場にしっかりその内容の周知をしてもらい生産基盤の維持・強化に資するように更なる努力をお願いしたい」と補正予算成立に触れながら、「一次産業、食品産業をしっかり守って、国民生活の基盤をしっかりと守っていけるように、さらに省一丸となって頑張っていこう」と訴えた。
また、翌日からの連休について、「職員におかれては、人の接触を8割減らしてもらい、新しく示された10のポイントをしっかり参考にしてもらって、感染拡大の防止に努めていただきたい」と述べた。また、「農林水産業、食品産業に従事する皆様におかれては、事業継続にご努力いただいて、本当に感謝している。国民生活の維持にご助力いただいているすべての方々に感謝を申し上げたい。引き続き、健康に気をつけて頑張ってもらいたい」と語った。このほか、肉や野菜や果物などのネット販売に関して、「家で過ごす時間も増えるから、美味しい日本全国の食材を農水省職員にもぜひ隗より始めよの気持ちで利用してもらいたい」と呼びかけた。
*「人の接触を8割減らす、10のポイント」(政府新型コロナウイルス感染症専門家会議)では、「スーパーは一人または少人数ですいている時間に」「待てる買い物は通販で」「飲食は持ち帰り、宅配も」など10項目を呼びかけている。