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令和12年度の豚・鶏の改良増殖目標=農水省

2020年4月10日

 農水省はこのほど、「家畜改良増殖目標」及び「鶏の改良増殖目標」を策定した。

 このうち、豚・鶏の令和12年度目標は要旨以下の通り。

 《豚》 国際化の進展等に対応した競争力のある豚肉生産を推進するため、純粋種豚の繁殖能力や肉質を含めた産肉能力の向上を図り、特色ある豚肉の低コスト生産に向けた改良を推進する。▼純粋種豚の能力に関する目標値(全国平均)=1腹あたり育成頭数をバークシャー8・5頭、ランドレース11・2頭、大ヨークシャー10・8頭等、ロース芯の面積をバークシャー30、ランドレース35、大ヨークシャー35等、飼料要求率をバークシャー3・1、ランドレース3・0、大ヨークシャー2・9等。

 《卵用鶏》 ▼卵用鶏の能力に関する目標数値(全国平均)について、産卵率89%(現在88・2%)、卵重量61~65g(62・5g)、日産卵重54~58g(55・1g)、等。

 《肉用鶏》 肉用鶏のうち国産鶏種(地鶏等)については、全国各地で在来種等を利用しながら飼育期間や飼料に工夫を加えて生産され、その多種多様な価値をそれぞれ訴求している実態に鑑み、改良を進めていく。▼肉用鶏の能力に関する目標数値(全国平均)では、出荷日齢45日(47・1日)、育成率96%(94・4%)、等。

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