日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

JAビル・ミノーレでJA安房復興支援販売会開催

2019年12月6日

 東京・大手町JAビル内の農業・農村ギャラリー(ミノーレ)で5日、「JA安房〝復興支援〟ミニ販売会」と銘打ち「JAまるしぇ」が行われた。千葉・JA安房、農協観光が協力した。

 JA安房管内では台風15・19号による暴風・豪雨の影響により大きな被害が発生。農業においてもハウスの倒壊や果樹の落果などの被害が発生しており、被災地は復興の途上にあることから、その支援のために行われた。落果が免れたもののキズがついてしまったみかん・レモン・ゆずの農産物の販売が行われた。また、会場では地元農家のコメントが映像で紹介された。

 まるしぇの売れ行きは好調で、特にみかんは昼頃には完売した。

 同JAの羽山幸夫営農販売部長は「(台風の被害は)だいぶ大きかった。安房管内で農産物、ハウスなどの農業施設も含めて約50億円の被害があった。(復興に向けて)少しずつ進んでいるが、(完全復興は)まだ全然だ。2年、3年はかかるかと思う」と被害の状況を説明、今回のマルシェについて「台風からの復興支援ということで、今回の販売会を行うこととなった。まだ(気分は)落ち込んでいるところだけども、元気をつけて前を向いて頑張っていきたい」と語った。

keyboard_arrow_left トップへ戻る