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全農観が旅行企画・実施の「多摩地域の1次産業体験モニターツアー」開催

2021年11月10日


 東京・多摩地域の1次産業等の体験を通して、多摩地域の魅力をSNSのインフルエンサーに情報発信してもらう1次産業体験日帰りモニターツアーが11月6日、行われた。多摩観光推進協議会が主催、全国農協観光協会が旅行企画・実施した。
 ツアーは、大堀ファーム(小金井市)、POMONA農園(同)、磯沼ミルクファーム(八王子市)で収穫などの体験を行った。江戸東京野菜コンシェルジュ協会の大竹道茂代表が同行し、江戸東京野菜の歴史や特徴、「小金井 江戸の農家みち」などを紹介した。
 大堀ファームでは江戸東京野菜の収穫体験が行われ、参加者は金町コカブ、亀戸ダイコン、シントリ菜、伝統小松菜を収穫した(左)。また、園主の大堀耕平さんが小金井市の町興しの一環として生産が始まった今日の江戸東京野菜の歴史を説明した。
 POMONA農園では、キウイフルーツのもぎ取りが行われた。参加者は様々な品種のキウイを手に取り、袋一杯に収穫していった(右)。さらに同農園では青首大根も収穫した。
 磯沼ミルクファームでは乳搾り体験とバター作りが行われた。同ファームは設立70年の、住宅の中にある牧場で、ホルスタイン、ジャージー、エアーシャーなど7種類約100頭の牛を飼育している。容器に入った生乳を振って行うバター作りは、グループに別れた参加者たちが交代交代で一心不乱に容器を振り、苦労の末にできたバターをクラッカーにつけて食した(左)。
 この他、昼食では、江戸東京野菜やブランド豚TOKYOXを使った芋煮、東京ブランド牛である東京ビーフ等のBBQを味わった。

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