福岡県の服部誠太郎知事は16日、「国の施策・制度・予算に対する提言・要望書」を野上浩太郎農相に提出した。
①ワンヘルスの推進、②経済回復・維持に対する支援、③防災・減災、国土強靭化の推進、④農林水産業の振興、⑤人財育成の推進、の5項目の最重点項目と、「農地・農業用施設の復旧・復興に向けた支援」「水田農業振興対策の充実強化」「畜産の競争力強化に対する支援の充実」「キウイフルーツかいよう病対策の充実強化」など、37の重点項目で構成されている。
最重点項目のうち、【農林水産業の振興】では、▼スマート農林水産業・DXの推進を図るとともに、農地の集積・集約化を加速するための施策を充実させること、▼輸出先国の規制緩和・撤廃に向けた取組を加速するとともに、海外市場のニーズなどの情報収集、輸出に必要な施設整備など、輸出に取り組む産地・事業者を後押しする施策の充実を図ること、▼農林水産関係の公共事業や共同利用施設等の整備に係る予算を確保すること、▼日本の農林水産業の持続的発展が図られるよう、必要な国境措置を確保するとともに、交渉に係る情報提供を丁寧に行うこと、を盛り込んでいる。