農林中央金庫岡山支店は、地球温暖化防止等環境・地域社会への貢献活動として、より一層の間伐材利用による森林資源の保全・活用に向けた木質ペレット(*)燃料の利用促進を図るため、2006年度から山口県内の施設にペレットストーブを寄贈している(年3団体に対して累計42台のペレットストーブを寄贈)。
この事業は、山口県が2002年3月に策定した「やまぐち森林バイオマスエネルギー・プラン」に基づき、山口県森林組合連合会および県下の森林組合が取組んでいる未利用森林資源の有効活用・エネルギー化を後押しするもので、農林中金は木質ペレットストーブの寄贈により木質ペレットの利用を促進することで、森林組合系統の取組みを支援している。
このほど、2020年度のペレットストーブの寄贈先について、山口県・山口県森連による審査を経て、▼せせらぎ・豊鹿里パーク「鹿野オートキャンプ場」(周南市)、▼小郡幼稚園(山口市)、▼片添ヶ浜温泉「遊湯ランド」(周防大島町)、に決定した。また、児童から大人まで「木の良さに触れた経験」を通して木に親しみを持ち、森林が担う役割の大切さへの理解を深めることを目指した木育活動の一環として、小郡幼稚園に木製ベンチ2台の寄贈も併せて決定した。
*木質ペレット…水分を飛ばし固めてあるので、燃焼温度も高くCO2を大幅にカットできる。粒状の固形燃料なので手を汚さずに燃料供給ができる。10kgの木質ペレットで約8時間燃焼が持続する。