農林中央金庫は、茨城県森林組合連合会と共同で、鹿島臨海鉄道㈱に対し、茨城県産の高品質木材である「八溝材」を用いた木製品(ベンチ)を寄贈した。ベンチは、石井邦明デザインスタジオ一級建築士事務所がデザインし、茨城県立水戸専門技術専門学院の学生が製作。鹿島臨海鉄道大洗駅のリニューアルに合わせて同駅の待合室に設置される。
10月28日には、大洗駅リニューアル式典と合わせて木製品寄贈式が行われた。農林中金の宇都宮正一関東業務部長は「農林水産業の振興や社会貢献活動の一環としての取組みで、近隣にお住まいの皆さんや観光客の皆さんにご利用いただき、木のぬくもりを感じていただくことで、国産材利用拡大の一助になれば幸い」と挨拶。鹿島臨海鉄道の篠部武嗣代表取締役社長は「大洗駅の改修に伴い、ベンチ製作のための八溝材をご提供いただき感謝している。これからも駅の魅力向上に取組み、多くの皆様に来ていただき観光の出発点にしてもらいたい」を謝辞を述べた。