三菱ケミカル㈱のグループ会社である、三菱ケミカルアグリドリーム㈱(狩野光博社長)は、新型〝水光〟栽培システム「AN」(Agriculture Next)の販売を11月から開始する。
「AN」は、㈱クレオテクノロジー(埼玉県比企郡、三宅泰正社長)と共同研究を行い、千葉大学大学院・丸尾達教授監修のもと開発した、農業用ハウスを利用した完全人工光型植物工場。三菱ケミカルアグリドリームによれば、定植した苗が栽培室内を自動で循環しながら成長し、作業者が栽培室内に入らずに収穫まで行うことができるシステムとすることで、作業者の負担や異物の混入リスクを低減したことが特長。また、栽培室内の光や気流を制御することで、業務・加工用にも対応可能な高品質で丈夫なリーフレタスを生産することができ、従来の同社完全人工光型植物工場と比較して約3倍にあたる300g/株以上のリーフレタスを播種後45日程度で収穫することが可能という。