日本農業の発展と農業経営の安定、農村・地域振興、安心・安全な食料の安定供給の視点にこだわった報道を追求します。

ファームノートHDが自社牧場で生産を開始

2020年9月9日

 酪農・畜産向けIoTソリューションを提供する㈱ファームノートホールディングス(本社=北海道帯広市、小林晋也代表取締役)の子会社である㈱ファームノートデーリィプラットフォームは、北海道標津郡中標津町に自社牧場を立ち上げ、酪農生産を開始した。

 自社牧場には自社グループの製品群に加え、最新鋭の搾乳ロボットや糞尿処理機械を導入。搾乳・繁殖・乾乳・分娩・育成・治療等の作業が一つの牛舎内ですべて完結するよう導線を設計、一般的な牛舎の4倍程度のソーティングゲートを設置・活用することで、作業者1名でも牛の移動が短時間でスムーズに行えるようにしたことが特長。その結果、牛舎内の総労働時間として1日あたり8時間程度、同規模の牧場の約3分の1の時間で作業が可能になる見通し。ファームノートHDは子会社の㈱ファームノートを通じて、クラウド牛群管理システム「Farmnote」と牛向けウェアラブルデバイス「Farmnote Color」を開発、事業展開している。ユーザー数は4400生産者、累計利用頭数42万頭。

keyboard_arrow_left トップへ戻る