㈱ファミリーマート(澤田貴司代表取締役社長)と、㈱レスターホールディングス(今野邦廣代表取締役CEO)及び同社の子会社で植物工場事業を行う㈱バイテックベジタブルファクトリー(VVF)は、植物工場で栽培された安全・安心な野菜の普及に向けて協業し、ファミリーマート商品への導入を拡大することを8月31日明らかにした。
ファミリーマートでは、2015年4月から植物工場で栽培された野菜を中食商品に導入、年々展開地域を拡大し、今年11月までに北海道・沖縄県を除く全国約1万6000店で展開する。ファミリーマートにおける植物工場で栽培された野菜の使用量は、導入当初と比較し約60倍となっている。
レスターHDとVVFは、国内最大規模の完全閉鎖型植物工場を全国に5か所(秋田県鹿角・大館、石川県七尾・中能登、鹿児島県薩摩川内)擁しており、全工場でグローバルGAPを取得。工場運営にあたっては、自治体や地元農家をはじめ主婦層、高齢者も参画している。
3者では「協業を通じて植物工場野菜の更なる普及と業界の発展に貢献し、幅広い消費者に植物工場野菜を届けるとともに、共同で植物工場ならではの野菜の開発を目指す。今後も植物工場で栽培された安全・安心な野菜の普及に向け協業していく」とコメントしている。