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投資商品知識と意識醸成等を目的に研修会=神奈川県信連

2020年8月31日

 神奈川県信連は20・21日の両日、横浜市内で、令和2年度投資信託商品内容研修会を開催した。投資商品知識習得とともに投資に対する意識醸成を図ることをねらいとしたもの。新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点によるウェブ会議での参加も含め、県下JAの役職員延べ約150名が参加した。

 県信連指導員による「資産形成の必要性」「スポット投資」などについての講義、農林中金バリューインベストメンツ㈱(NVIC)や、農林中金全共連アセットマネジメント㈱などの担当者から商品説明が行われた。

 また、21日は農林中金JAバンクリテール実践部の爲井清文副部長をファシリテーターにパネルディスカッションが行われ、NVICの奥野一成常務取締役CIOが「長期投資のススメ」、セゾン投信㈱の中野晴啓代表取締役会長CEOが「新常識となる生涯投資」のテーマで講演した。

 奥野氏は、株式投資について「その企業のオーナーになること。オーナーとしての長期投資により、社会に価値を創出する」等とした上で、株価ではなく企業価値に着目し、その企業のオーナーとして株式を保有する「長期投資」について解説した。

 中野氏は、平均寿命は年々伸びており長寿化が進行する中では、資産寿命を延ばす観点から、〝現役期〟〝リタイヤ期前後〟〝高齢期〟の各ライフステージ別に留意が必要であること等を説明。「老後資産を安全資産に全てシフトして取り崩すのではなく、運用しながら取り崩す方法も選択の一つだ」と、資産寿命を延ばす方法等を紹介した。

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