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農林中金と都森組が連携し、日比谷公園に木製品を寄贈

2020年7月30日

 農林中央金庫は東京都森林組合と連携して、都立日比谷公園に多摩産材(スギ材)を利用して製作した木製大型プランターカバー26基を寄贈した。プランターカバーは、今月16日から公園内のコンクリート製大型プランターに設置されている。

 22日、同公園内の緑と水の市民カレッジで寄贈式が行われ、東京都東部公園緑地事務所の大道和彦所長、東京都森林組合の木村康雄代表理事組合長、農林中金関東業務部の竹渕晶代部長らが出席した。竹渕部長は「今回の寄贈をきっかけに、多くの方々に木の温もりや力強さを感じて頂くことで、国産材の利用や都内の林業振興の一助となれば幸い」、木村組合長は「(国内では昨今)木材利用促進の機運が高まってきている。大型プランターカバーを通し、多くの都民に森林の果たしている役割などをアピールしてほしい。東京の森が元気になるよう、支援とご協力をお願いしたい」と挨拶した。

 農林中金は、農林水産業の協同組合を基盤とする金融機関として、農林水産業振興や社会への貢献を目指した国産材利用拡大活動に取組んでおり、森林・林業分野では、森林組合系統と連携して、公共施設への木製品寄贈や、子どもたちへの木育活動等、木のぬくもりや森林の大切さを伝えている。2018年度は全国で49件の活動を実施した。東京都においては、2016年度に港区への木製パネル寄贈および木育活動、2017年度には都立井の頭恩賜公園への木製看板寄贈および地元児童を対象とした木育活動を行ってきた。2018年度には東京都で開催された第42回全国育樹祭へ木製ベンチを寄贈した。

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