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土壌と作物の状態を見える化、「栽培ナビドクター」の提供を開始=パナソニック

2020年6月5日

 パナソニック㈱は、中小規模の農業従事者の農業経営をサポートするサービス「栽培ナビドクター」の提供を開始した。

 「栽培ナビドクター」は、①土壌総合診断、②土壌定点診断、③作物体診断、の3つの診断サービスにより、土壌と作物の両方の状態を見える化、栽培ステージに応じた土壌と作物両方の定期的な分析により、その時に必要な対処方法をアドバイス。これにより肥料や農薬などの過剰な使用を抑え、環境への負荷を軽減しつつ、安定的で効率的な栽培方法の確立をサポートする。

 同社は、2016年12月から農業管理サービス「栽培ナビ」の提供を開始。種苗の播種・定植日、作物の収穫日・量、農薬や肥料の使用状況などの営農履歴の記録・管理、温度、湿度などのセンサーデータを閲覧できるサービスとして、「栽培履歴」と「環境」を見える化してきた。今回新たに「土壌」と「作物」の状態の見える化が可能となり、これら4項目の把握を通じて栽培方法の確立を強力にサポートする。

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