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乾椎茸第3回入札会開催、平均値は3821円の保合=JA全農

2020年5月9日

 JA全農は4月23日、第3回入札会(九州現地入札会)を開いた。入札本数は、熊本609本、大分226本など891(前回689)ケースで、平均値はキロ当たり3821円の強含み。最高値は、長崎県・JA対馬の「特中上厚」でキロ当たり5500円だった。

 品柄・入札結果について全農では「出品物は縁が残った特厚系が多かったが、昨年の同入札会と比較すると、特厚系の比率は減り並品の比率が増加した。上厚や特上など、巻きがしっかりしたものや、ヒダ色が良いものは少なかった。スライスの出品も少なかった。新型コロナウイルスの影響で学校給食向けの納品が大幅に減少し、参加商社も少なかったため市況への影響が心配されたが、春子生産量が少ないとの情報もあり、全体的に引き合いは維持され市況は保合となった」としている。

 また、全農では乾椎茸を巡る情勢として、新型コロナウイルス感染症の感染拡大防止のため、衛生管理を徹底し開催した旨を強調しながら、「今後も乾椎茸の円滑な流通のため、状況によって開催時期や方法を検討しながら、衛生管理を行い販売していくので、全国からのご出品をお願いしたい」としている。

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