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農水省が農業者とつながるツール「MAFFアプリ」提供開始

2020年5月7日

政策情報の直接配信や、農水省への現場の情報の直接送付など

 農水省は1日から、農業者と同省をつなぐ新たなコミュニケーションツールとして開発したスマートフォン用アプリケーション「MAFFアプリ(マフアプリ)」の提供を開始した。同アプリを通じ、農業者に農業に役立つ情報が直接届くとともに、同省には現場の声が直接届くようになるとしている。

 「農水省の政策情報が欲しい時に届かなかった」「現場の声が霞が関までなかなか届かない」という農業者の声に応えるため、農業者等のユーザーにも参加してもらいながら開発したコミュニケーションツール。具体的には、▼政策情報等を直接配信…農水省からユーザーのスマートフォンに、農業に役立つ政策情報やイベント情報などを記事形式で直接配信、▼ユーザーの作目や関心事項に応じた記事が届く…記事に付加されたタグ(作目・地域・カテゴリ)とユーザーが登録するプロフィール情報や関心事項をマッチングすることで、ユーザーが必要とする情報を表示、▼大切な情報はプッシュ通知でお知らせ…特に重要な情報や緊急的な情報については、ユーザーのスマートフォンにプッシュ通知でお知らせ、▼現場の情報を直接、農水省に共有:「マフちょく」…農水省からのアンケートへの回答や、画像つきで現場の情報を農水省に直接送付可能、の機能を有している。また、様々な手続き・申請をオンラインで可能とする「農林水産省共通申請サービス(eMAFF)」とも連携する予定。このほか、民間の農業情報サービスと連携する「農林水産省政策情報API」により、農業者が日頃使っている民間サービスの中で、同省の政策情報や現場から同省へ情報を送ることが可能となるという。同省では、同日からAPIの利用を希望する事業者の申請をウエブサイトを通じて受け付けており、審査の上セキュリティ対策などの確認を行った上で利用の許可を出すとしている。

 農水省によれば、「今後、『マフアプリ』の活用により、一人一人の農業者の経営発展と、これを支援するより実効性のある農業政策の実現に向けて取り組む」としている。

 なお、「マフアプリ」の対応OSはAndroid、iOSで、Google Play StoreもしくはApp Storeでダウンロード可能。利用費用は無料(通信料は利用者負担)。

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