㈱クボタ(北尾裕一代表取締役社長)は今月から、岡山県東部及び千葉県・茨城県の一部地域で、農業機械の所有者と一時利用を希望する人とをマッチングするシェアリングサービスの試験運用を行う。
試験運用では対象とする地域、農業機械の所有者を限定した上で、農業機械の所有者、一時利用者双方のニーズ、利用前後のメンテナンスや運送等に関する課題の抽出と検証を行い、サービスの構築に向け準備を進めていくとしている。
同社ではマッチングのねらいについて、「農業機械の自動化、高性能化に取り組んでいる一方で、農業機械の購入は、新規就農や経営規模拡大等におけるハードルの一つとなっているため、所有者が使用しない時期の農業機械や、離農者の遊休機械などを一時利用できる仕組みを提供することで、より多くの方の農業への参入や規模拡大の後押しとなるのではないかと考えた」と説明している。