山形県庄内地方で街づくり事業を展開するヤマガタデザイン㈱(鶴岡市、山中大介社長)はこのほど、東京農工大学発のベンチャー「有機米デザイン㈱」(東京都小金井市)を設立し有機米栽培の生産性向上に向けた共同研究を本格的に開始した。
共同研究では、農工大が開発した食用米を利用し、多収かつ食味の良い、有機米の栽培技術確立に向けて取り組む方針。得られた成果はヤマガタデザインが行う有機米の栽培に活かしていくほか、4月に開校する鶴岡市立農業経営者育成学校の研修生にも還元するという。同時に有機米の栽培における除草の省力化という課題に対して、ロボット技術での解決を目指す。