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元年産米食味ランキングの「特A」は54点=日本穀物検定協会

2020年2月27日

青森「まっしぐら」等7産地品種が初特Aを取得

 日本穀物検定協会は26日、令和元年産米の食味ランキングを発表した。同協会が、良質米作りの推進と米の消費拡大に役立てるため、昭和46年産米から全国規模の代表的な産地品種について食味試験を実施し、その結果を毎年公表しているもの。

 49回目となった今回は、44道府県(東京、大阪、沖縄除く)の155産地品種(平成30年産154産地品種)について食味試験を実施、最高位となる「特A」取得〔次頁表参照〕は54産地品種(同55産地品種)となった。「A」に評価されたものは73点(同67点)、「A´」は28点(同32点)で、「B」と「B´」はいずれも該当なし(同該当なし)となった。今年のランキングは「特A」だけでなく、全体的に大きく変動した結果となった。

 令和元年産米で「特A」評価を獲得した産地品種の動向をみると、「青森・まっしぐら」「高知・ヒノヒカリ」の2産地品種が前年産の「A´」から「特A」になったほか、「北海道・ふっくりんこ」「岩手・県中ひとめぼれ」「滋賀・みずかがみ」「香川・おいでまい」など18産地品種が前年産「A」から「特A」になるなど54点となった。このうち、「福井・いちほまれ」が今回新規でランキング対象となり特Aを取得。また、「青森・まっしぐら」「静岡・東部・中部・西部きぬむすめ」「高知・ヒノヒカリ」など7産地品種が初めて特Aを取得した。一方、前回「特A」から今回「A」に移行したものは、「新潟・中越コシヒカリ」「新潟・佐渡コシヒカリ」「福井・コシヒカリ」「山口・県西きぬむすめ」など21産地品種となった。

 また、食味ランキングの対象品種ではないが、各県等と相談の上、今後生産を奨励していきたい品種や話題性のある品種などを毎年選定し、食味試験を実施した結果を発表している「参考品種」は、元年産では「群馬・東毛いなほっこり」等4産地品種が、すべて「A」となった。

 穀検では「近年、新品種の誕生と相まって関係者による栽培管理の向上に向けたたゆまぬ努力により、お米の良食味化の一層の進展が見込まれている」としている。

 食味ランキングは、同協会において選抜訓練した専門の評価員である食味評価エキスパートパネル20名が同協会独自の基準米(複数産地コシヒカリのブレンド米)と試験対象産地品種を白飯で「外観・香り・味・粘り・硬さ・総合評価」の6項目について比較評価する相対法によって行う。食味ランキング区分の仕方は、食味の総合評価結果に基づいて基準米よりも特に良好なものを「特A」、良好なものを「A」、おおむね同等なものを「A´」、やや劣るものを「B」、劣るものを「B´」にそれぞれ格付している。

参考
30年産米食味ランキングの「特A」は過去最多55点=日本穀物検定協会
二九年産米食味ランキングの「特A」は四三点

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