長野県果樹試験場は、りんごの新品種「リンゴ長果34」を開発した。
同試験場によると、リンゴ長果34は、▼11月上旬から中旬に成熟し、果実の大きさは400g程度、果形は円形、果皮色は濃赤色、▼果肉の着色は、果心を除く果肉部分の全面または一部がピンク色に着色、▼糖度15%、酸度0・8%程度で、糖度と酸度が高く、生食した場合、酸味は強いものの食味は濃厚、硬度は14ポンド程度で、果汁が多くサクサクとした食感がある、ことが特長。
「果肉色を活かしたサラダ用のカットフルーツやセミドライ加工等、新たな需要の創出が期待できる」と長野県農政部では説明している。
なお、今月26日まで新品種の名称を募集している。